学校の授業がわからなくなった要因はその子、その子によって様々です。まずは、なぜ勉強がわからなくなってしまったのかを考える必要があります。
この記事では、授業がわからなくなった要因や対策などをあげ、中学生の子供を持つ親御さんがどのようにサポートするべきかを紹介しています。
勉強しろと頭ごなしに責め立てては、やる気がどんどんなくなり思春期の子供とのキョリを一段と広げてしまうことにもなりかねます。
ぜひ、いっしょに考えてあげください。
勉強がわからなくなった中学生
勉強ができない要因の中には、勉強しているのにできない場合と勉強していない場合があります。
勉強しているのにできない場合
勉強をしているのに成績が伸びない子の中には、学校の授業はしっかりと聞いている、宿題も毎回やって提出している、また、塾にも行っているのにもかかわらず成績が変わらないという子がいます。なぜなのでしょうか。
考えられるのは、自分に合った勉強方法をしていない、やったつもりでいるなどです。
勉強方法には、決まったやり方があるわけではありませんが、集中して短時間でやる子と、だらだらとながら勉強をしている子、暗記するのに書いて覚えるのが得意な子は書いて覚える、聞いて覚えるのが得意な子は、音読すると頭に残りやすいなどやり方は様々です。自分に合ったやり方であることが大切です。
やったつもりでいる子に関しては、自分では、一生懸命勉強しているのにテストで全然点数がとれないなど結果が出ないとやる気がなくなってしまうケースです。勉強は、教科書を読んだり、知識を漠然とつけるだけでなく、問題集などを使って得た知識をしっかりと定着させることが大切です。
勉強していない場合
勉強をしていないと小学生のころとは違い、内容がかなり難しくなるため、予習や復習、最低でも復習はしていないとどんどん授業がわからなくなっていくので、出来なくなるのは当然です。にもかかわらず勉強しないには理由があるはずです。
学校の授業の内容や勉強方法がわからない、部活が忙しくて勉強する時間がない、などが考えられますが、まずは、その子が勉強をすることが好きか嫌いかにも関係があるでしょう。
勉強が好きな子はあまりいないかもしれませんが、嫌いな子に関しては、何かの理由があって嫌いになったとか理由はないけれど嫌いや遊びや運動、習い事などに興味があって好きになれないなどが考えられます。
勉強に対して苦手意識や嫌いという気持ちがあるとやはり、勉強に対するやる気は起こりにくくなります。やる気を起こさせることが大切です。
学校の授業の内容や 勉強方法がわからない
勉強が嫌いなわけではなく、どうやって勉強したらよいのかが分からなくて勉強に取り組めない子では、勉強の習慣がついていなくてどうやって予習や復習をすればいいのかがわからない、間違えた問題があっても放置しているなどがあります。
このような子供には、親のサポートが必要です。親がサポートできない場合には、塾や家庭教師などを利用してでも自主学習の習慣をつけるべきです。
部活が 忙しくて勉強する時間がない
小学校の頃よりも本格的な内容となる部活動で忙しくて、勉強する時間を確保できない場合もあります。特に運動系の部活を選んだ子は精神面だけでなく肉体的にも疲れてしまい、勉強しなくてはいけないと分かっていても疲れていて集中できないとか取り掛かれない子が多くなります。
親はどのようにサポートすると良いか
勉強をしない中学生の中には、自分はどうせ頑張っても勉強ができないとか自信が持てないと勉強をする前から諦めている子もいます。まずは、出来た問題を褒めることでやればできるという自信を持たせることや勉強に関心を持たせるためのアドバイス、目標設定、子供の学力を把握するなど親がサポートすることです。
勉強への関心を持たせる
勉強をして成績が上がることによって行きたい高校や大学を選べることや解けなかった問題が解けるようになって勉強の楽しさを感じることが出来たり、嫌なことでも頑張ったら結果は必ず出ることを教えるのも大事です。
目標を設定するのもよいでしょう
やる気を出させるためには目標やゴールを決めましょう。
目標は、まず、達成可能なことから徐々にクリアしていくのがベストです。
例えば、数学のテストが10点しか取れていない子は、15点を目指し、クリア出来たら20点というのがベストです。最初から高い点数を目標にすると、とれないことが自信を無くさせる原因になります。小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
次に短期間のゴールを設定しましょう。例えば、いつまでに何をどのくらいなど1学期が終わるまでに英単語を100個覚えよう、年号を覚えようなど具体的にゴールを決める習慣は、大人になってからも大変役に立つと思います。
子供の学力を把握する
子供の学力を把握できていないとその子に合ったレベルの勉強方法が出来ません。学力を把握するためにまず、小学校の簡単な問題集を使い、子供の苦手な項目を知ることです。
親は案外子供の苦手を把握できていないことが多いです。当然出来ているはずの九九や割り算、小数、分数などケアレスミスなどが多い場合はその子の苦手な項目になりなす。解っているところと解らないところを見つけるのは子供自身にはわかりません。気ずいて直さなければ、特に計算は数学のすべての分野に影響します。
まとめ
今回、勉強がわからなくなった子供の親は、どのようにサポートしていくべきかについてまとめていました。
勉強しているのに結果が出ない子については、やり方を変えればできるようになる可能性があります。しかし、勉強していない子に関しては、今すぐにでも親御さんが手伝ってでも勉強させるように対策を考えるべきです。子供が解決できる問題ではないので、親御さんが、塾や家庭教師などを利用することを重視してほしいと思います。
次回は、子供の将来を考えるのは親の役目です。どのような解決策があるのか紹介していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。